工場の省エネ・高効率化に応える回生エネルギーの再利用事例(その2)
こんにちは。
シリーズ第1回目は、正弦波PWMコンバーター方式により「機械側で発生した回生エネルギーを工場側で再利用する方法」をご紹介しました。
今回のシリーズ第2回目も、引き続き株式会社REJが、共通DCバス方式にて「機械内でモーター減速時の回生エネルギーを別のモーターで再利用する事例」をご紹介していきます。
機械内でモーター減速時の回生エネルギーを別のモーターが再利用したい!
(共通 DCバス方式のご紹介)
複数のモーターで機械を制御する場合、その多くが各モーターに一体型インバーターを組合せて構成します。一方、REJでは複数のインバーターにDCを供給する共通コンバーターを設け、DCを各インバーターへ直接接続する”共通DCバス方式”を採用しています。
”共通DCバス方式”には、次の利点があります。
① 一体型インバーターを複数用いる場合は、損失や入力電流のひずみが発生しますが、
”共通DCバス方式”ではコンバーター1台に集約できるため、これらを抑制できます。
② 動作パターンの異なる複数のモーター駆動装置を”共通DCバス方式”とすることで、
インバーター間でエネルギーを効率よく相互に融通できます。
③ 動作パターンの異なる複数のモーター駆動装置を”共通DCバス方式”とすることで、
共通コンバーターの小型化により必要な電源設備容量が削減できます。
図1, 一般的方式(各モーターに一体型インバーターを組合せる)
図1は、巻出し/巻取り装置の制御構成例で、各モーターに一体型インバーターを組み合わせて構成しています。
運転中は材料を介して巻出し側モーターと巻取り側モーターが連結しているため、巻出し側で生じた回生エネルギーはブレーキ抵抗で消費してしまいます。
この構成では、巻取り側モーターに必要な大きなエネルギーを電源側から供給する必要があります。
図2, 共通DCバス方式(共通コンバーターを設け、DCバスを通じて各インバーターへ接続)
図2は、共通コンバーターを設け、DCバスを通じて各インバーターへ直接接続する”共通DCバス方式”
の制御構成例です。
巻出し側で生じた回生エネルギーを巻取り側の駆動に再利用できるため、装置全体として必要な電力は最小限で済み、大幅な省エネが可能となります。
さいごに
いかがでしたしょうか。
シリーズ第3回目は、コンデンサバンク方式により、「機械内でモーター減速時に回生エネルギーを蓄え、次の加速時に再利用する事例」についてご紹介していきます。お楽しみに!
ご不明点がございましたら、下記までお気軽にお問い合わせください。
■お問い合わせ先:https://www.rej.jp/contact

