工場の省エネ・高効率化に応える回生エネルギーの再利用事例(その1)
はじめに
地球環境の保護や温暖化防止、エネルギー消費量の抑制・削減の観点から、現在もモーター駆動装置には一層の「省エネ」と「高効率」が求められています。機械に用いられるモーターの減速時に発生するエネルギー(以下、回生エネルギー)も、再利用すれば大きな「省エネ」につながります。モーター駆動装置でACモーター(インバーター制御)が主流となるにつれ、1990年代半ばには、ブレーキ抵抗で回生エネルギーを消費する方式に加えて、連続的に電源へ回生できるコンバーター(電源回生コンバータ)のニーズが、欧米を中心に高まりました。
今回は産業用機械向けモーター駆動装置の老舗のメーカーであり、アイダグループ会社である株式会社REJが、システムインテグレーターの立場から、省エネルギーと高効率を両立する「回生エネルギーの活用方法について」を3回シリーズにわたりご紹介していきます。
シリーズ第1回目は、正弦波PWMコンバーター方式により、「機械側で発生した回生エネルギーを工場側で再利用する方法」をご紹介します。
機械側で発生した回生エネルギーを工場側で再利用したい!
(正弦波PWMコンバーター(SS4000)方式のご紹介)
交流を直流に変換するコンバーターには、ダイオード整流方式の”一般型コンバーター”と、トランジスタ制御による
”正弦波PWMコンバーター”の2種類があり、モーター制御の用途に応じて使い分けています。
”一般形コンバーター”と比べて”正弦波PWMコンバーター”には次のような利点があります。
① 回生エネルギーを工場の電源系統に戻して再利用できるため、機械の消費電力を削減できます。
② 入力電流が正弦波に近づく(高効率になる)ため、電源設備容量を削減できます。
表1, 一般型コンバーターと正弦波PWMコンバーターの違い
※REJの製品群には、”正弦波PWMコンバーター”として「SS4000」などがあります。DCバス電圧を一定に制御しつつ連続的な電源回生を可能にする正 弦波PWM制御を用いた双方向コンバーターです。
正弦波PWMコンバーター「SS4000」外観
さいごに
いかがでしたでしょうか。
シリーズ第2回目は、共通DCバス方式にて「機械内でモーター減速時の回生エネルギーを別のモーターで再利用する事例」をご紹介していきます。お楽しみに!
ご不明点がございましたら、下記までお気軽にお問い合わせください。
■お問い合わせ先:https://www.rej.jp/contact
