レトロフィットリースについて (三菱HCキャピタル株式会社様 ご協力)
導入してから年数の経った旧型設備について、生産性や操作性を改善するには、レトロフィット工事が有効です。
昨今レトロフィットは機械の延命化、環境配慮型への変更手段としても注目されています。
アイダでは、ディスプレイの更新やモーターのインバーター化といった週末工事から、自動化装置や駆動装置の改造にいたる まで、さまざまなレトロフィットメニューをご用意していますが、大掛かりな工事内容となると、予算確保という問題がでてくるかと思います。そんなときに、既存設備のオーバーホール(資本的支出※)を対象としたレトロフィットリースという方法があります。
今回は三菱HCキャピタル殿のご協力により、レトロフィットリースについてご紹介いたしますので、設備投資をご検討の際の参考にして頂ければと思います。
※ 資本的支出:固定資産の修理・改良などに費用を支出したとき、その支出により価値や耐久性が増加したと認められる場合、資本的支出となります。
リース利用をすると、どんなメリットがあるの?
■投資費用が抑えられる!
「レトロフィットリース」とは、レトロフィット工事を行った機械をリース会社に買い取ってもらい、月々の使用料をリース会社に支払うというしくみです。機械はそれまでと変わらず使い続けることができ、新品購入に比べて割安で設備の合理化ができることが大きな特長です。
■コスト把握が容易!
月額リース料がその機械に対する費用となるので、収支を考えやすくなります。
(既存設備と資本的支出部分を一契約でまとめて管理することができます。)
【具体例】 メカ式プレス機へのサーボ化工事費用を資本的支出として計上しリースした場合
メカ式プレス機へサーボ化工事を実施した場合、スライドの速度やモーション設定が自由にできるようになり、生産性、 部品精度の向上、難加工材の成形、金型寿命の向上に大きな効果が期待できることから、工事費用を資本的支出として取り扱うことができます。
この場合、プレス機の本体価格と工事費用を合算し、一つの資産としてリース契約することが可能です。
プレス機購入費用と工事費用を一つの資産としてリース契約した場合の契約額の内訳、支払シミュレーションは以下の通りとなっています。
※資本的支出した物件の耐用年数について
法定耐用年数(以下、法耐)経過後は法定耐用年数の20%に相当する年数(簡便法)ですが、資本的支出の金額が
その中古資産の再取得価額の50%超となる際は、上記簡便法での耐用年数ではなく、新品同様の法定耐用年数を適用となります。
(例:8年法耐プレスの8年経過後のサーボ化工事後の場合、簡便法の2年の法耐は使えず、8年法耐を適用する事となります。)
※実際の会計・税務処理などに関しましては、会計士・税理士にご確認ください。
■安心の動産総合保険付保!
お取り組みの流れ(例)リースバック
アイダのプレス機でレトロフィットリースを活用する場合は、以下のような流れになります。
① アイダとプレスユーザーさまで、レトロフィットの工事内容について、お打ち合わせを実施
② アイダから届いた見積書と、対象となる機械設備に関する固定資産台帳をリース会社へご提出
③ レトロフィット工事実施後の機械設備金額(工事費用+取組前帳簿価格)を対象金額としてリース会社が審査を 実施
④ 審査完了後、プレスユーザーさまからアイダに工事発注を依頼
⑤ 工事・引渡完了後、プレスユーザー様とリース会社間で、リース契約、および対象機械設備の売買契約を締結
⑥ リースがスタートしたら、リース会社からプレスユーザーさまに売買金額をお支払い。
さいごに
今までリースをご利用になったことが無い方も、レトロフィット工事を機に、リース利用を検討してみてはいかがでしょうか。アイダでは様々なメニューをご用意し、国内外で年間300件以上のレトロフィット工事を実施しております。
レトロフィットに関してはAIDAお問い合わせフォームよりお問い合わせください。
リースに関してのご不明点がございましたら、下記までお気軽にお問い合わせください。
【リース関連 お問い合わせ先】
三菱HCキャピタル株式会社
マシナリー営業部 佐野 拓也(さの たくや)
Tel: 080-7150-4545 Mail: takuya.sano@mitsubishi-hc-capital.com