ダイリフター

ダイリフターを交換した日から、金型をらくらく位置決め(株式会社コスメック様 ご協力)

大好評の”協力企画情報”ブログですが、今回は「株式会社コスメック」様にご協力いただき
QDCSについて特集いたします。

QDCSとは?

みなさん、QDCSという言葉を耳にしたことはありますでしょうか?
QDCSは”Quick Die Change Systems(クイック ダイ チェンジ システム)"を略したものです。日本語でいうと、金型交換装置になります。

さて、QDCSとは、プレス機の金型を迅速に交換するシステムのことです。
より安全な金型交換を実現するために、現代のプレス機には必須のシステムといえます。
QDCS は主に下記、3 つの機器から成り立っています。

QDCS
① 金型を固定する『オートクランプ』
② ボルスタ内ーで、金型を軽い力で動かすことができる『ダイリフター』
③ 金型を前面または後面に引き出すことができる『プリローラー』

その中でも、今回は、②『 ダイリフター』の選定のコツをご紹介いたします。


ダイリフター

オートクランプ(上)とダイリフター(下)

ボルスター内で、金型を軽い力で動かすことができる『ダイリフター』

ダイリフターは金型交換時のみ、ローラーまたはボールが浮上し、金型を軽い力で、
動かすことが可能です。
※ 下記の動作説明は、代表して、エアー駆動のボールタイプを示します。


画像 例:エアー駆動のボールタイプ

例:エアー駆動のボールタイプ

ダイリフターのバリエーションと、その特長

ダイリフターには、主に、ボールタイプとローラータイプが存在します。
では、各タイプの特長を見て行きましょう。


画像 ダイリフター 各タイプの特長

ダイリフター 各タイプの特長

ボールタイプがおすすめのケースは?

ボールタイプは、軽い力で、360°自由に金型を動かすことができるので、
ボルスターの位置決めピンまで、金型を誘導する必要がある場合に、最適です。


ダイリフターの入れ換えは、思っていたより簡単だった

もしも、現在、ローラタイプのダイリフタを使用していて、金型の位置決めに
困っておられましたら、ボールタイプのダイリフタへの交換をお勧めします。
ダイリフタは、ストッパで挟まれているだけなので、持ち上げるだけで取り外すことが
できます。後は、油圧ホースを差し換えるだけで交換完了です。


画像 ローラータイプとボールタイプリフターの比較

ローラータイプとボールタイプリフターの比較

ただし、どんな場合でもボールタイプが良いとは限りません。
ボールタイプは、金型との接触面が点当たりとなるため、超大型の金型には向きません。
また、金型がブレて欲しくなく、ローラータイプの直進性が必要なケースもあるでしょう。
プレスと金型の条件にあわせて、より合ったダイリフタを選定することが大切です。

ダイリフターのラインナップ

ダイリフターのラインナップをご紹介いたします。


画像 ダイリフターのラインナップ

ダイリフターのラインナップ

コスメック様からのコメント

ボールタイプとローラタイプのダイリフター。
貴社のプレス機には、どちらのタイプが適しているか、イメージできましたでしょうか?
株式会社コスメックでは、ボールタイプとローラータイプの両方を取り扱っています。
少しでも、疑問がございましたら、何なりとお問合せください。

【お問合せはこちらから】
http://www.kosmek.co.jp/php_file/inquiry.php

今回は、QDCSを構成する3つの機器の一つ「ダイリフター」について取り上げました。
いかがでしたでしょうか?

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