点検してますか?サーボプレス機用アルミ電解コンデンサー
「安全・快適定期点検シリーズ」をお届けします。
初回は、電気エネルギーの蓄電装置として、サーボプレス機に搭載されている”アルミ電解コンデンサー”です。
有限寿命品のため、年に1回は点検をお薦めしています。
アルミ電解コンデンサーが寿命を迎えると何が起こる?
作業エネルギー不足となり、今まで加工できていたものが加工できない!という現象が突然発生する可能性が
あります。例えば減速時や停止時に、過電圧でスライドが停止するといった事が起こりえるのです。
劣化の兆候はどこに現れる?
例えば、封口ゴム材が劣化し、コンデンサー内部の電解液が漏れ出している、内部の材料が劣化し、静電容量の減少、内部抵抗の増加が生じるなど、電気特性に変化が現れてくることがあります。
どうやって点検しているの?
STEP1)圧力弁の点検
ガスが発生し、内圧が上昇していないか目視で確認します。
STEP2)静電容量の測定
静電容量測定機器(LCRメーター)を用いて、静電容量を測定します。
静電容量の低下状況を把握することで、コンデンサーの交換時期を見極めます。
※一般的な測定機器ではないため、アイダサービスにご相談ください。
お気をつけください!
ご使用いただいているコンデンサーは充放電に特化しているプレス専用品です。
専用品以外のコンデンサーは使用しないでください。
おわりに
プレス機を末永く安全にご使用いただくために、定期的な交換を行っていただくことを推奨いたします。