予備品はどんなものを持っておいたほうが良いの?

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プレス機械が止まってしまい、大急ぎで交換部品を探していたら、「そんなに納期がかかるの?」と知り、愕然となって肩を落としたご経験はありませんか。

そんな方に、ワンポイントアドバイスです。

部品メーカーから購入する様々な部品は、「生産するメーカーが量産品として取り扱いをしている商品なのか?」それとも「受注生産品として取り扱いをしている商品なのか?」でその入手の大変さが大きく異なります。

例えば、7.5kWと90kWのモーターをそれぞれ違う箇所に使用している場合、モーターのメーカは同じでも小型モーターは汎用タイプなので市場でも流通量が多く入手しやすい。一方、中~大型モーターは一般的に受注生産がほとんどで、市場での入手はほぼ困難となります。

これらを予備品として保有する一つの目安に置いていただくと、ライン停止時間は最小限で済みます。

また、型式は部品メーカーの汎用タイプなのですが、プレスメーカーが意思入れしている、いわゆる特注品の場合もありえるので注意が必要です。

例えば、部品単体のスペックは全く同じなのですが、付属しているコネクターの向きと寸法が特殊なだけでも、型式の末尾に特殊を意味するアルファベットがふられていたりするのでしっかり確認が必要です。

全ての交換部品を保有することは、コスト的にも管理的にもお客様の負担が大きく現実的ではありませんが、予備品として準備しなかった部品に関しても、「リードタイム」「概算金額」「使用箇所」「使用個数」等をしっかりと把握しておき、いざという時に慌てないで済む為の準備をしておきたいものですね。


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